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乳がん

乳がんについて、患者・家族・専門医の声や研究データを一つにまとめました。

#ステージ #副作用 #ホルモン療法 #分子標的薬 #放射線 #手術

※掲載している声・件数の一部はイメージです。医療機関の評価・比較が目的ではありません。

いろはです。乳がんについて、どの情報を知りたいですか?

1乳がんとは

詳しく知りたい項目だけ開いてご覧ください。

大きな流れ
「乳がん」と言われて、あたまが真っ白になっていませんか。まず、ぜんたいの地図をわたします。これが見えるだけで、ぐっと楽になります。

治療は、たった2つの組み合わせです。①その場所をなおす(手術・放射線)と、②体ぜんたいに効くお薬。この2つを、あなたのがんに合わせて配合します。

大事なのは——同じ乳がんでも、人によって効くお薬がちがうこと。だからまず検査で「あなたのがんの“せいかく”」を調べて、それに合わせて治療を決めます。順番は調べる→せいかくが分かる→あなた用に決める

そして、これは覚えておいてください。乳がんは、早く見つかればなおる力がとても高いがんです。あわてなくて大丈夫。ひとつずつ、いっしょに見ていきましょう。
「乳がん」と言われて、頭が真っ白——そこからこのページを開いてくれたんですね。まず、全体の地図を渡します。これが見えるだけで、ずいぶん楽になります。

乳がんの治療は、たった2つの組み合わせです。①その場所をなおす(手術・放射線)②体ぜんたいに効かせる(お薬)。この2つを、あなたのステージ(広がり)サブタイプ(がんの性質)に合わせて配合します。

ここがいちばん大事なところ——乳がんは「同じ乳がん」でも人によって効く薬がまるで違う。だから最初に検査で“あなたのがんの個性”を調べ、その個性に合わせて治療を組みます。つまり順番は、調べる→個性が分かる→あなた専用の組み合わせを決める。行き当たりばったりではありません。

そして覚えておいてほしいこと。乳がんは、早く見つかれば治る力がとても高いがんです。しこりが大きくても、先にお薬で小さくしてから手術、という手も普通にあります。今は慌てる場面ではなく、一つずつ理解していけば大丈夫です。
なぜ「その場所」と「体ぜんたい」の両方なの?
手術で見えるがんを取っても、目に見えない小さな細胞が血液に乗って全身に散っていることがあります。だから“その場所”の治療(手術・放射線)と、全身をめぐって小さな芽も叩く“お薬”を組み合わせる。これが再発を減らすコツです。
検査・診断
検査って、こわいですよね。「何をするの?痛い?」——ひとつずつお答えします。じつは順番に意味があって、それが分かると、ぐっと楽になります。流れはまず“あやしいか”を見て → 本当にがんか確かめる、の2つだけ。

① さわって調べる(視触診)。
マンモグラフィ:はさんで撮るレントゲン。小さな石灰のつぶに強く、自分で触れない小さなサインも見つけます。結果は1〜5の数字で「どのくらい疑うか」を表します。
エコー:痛くない・放射線なし。水のふくろか、かたまりかを見分けます。
MRI:広がりや反対側までくわしく。手術の範囲を決めるのに役立ちます。
⑤ 体ぜんたいの検査(必要なとき):ほかへ飛んでないか確認。
生検最後の決め手。細い針で組織を少し採って調べます。麻酔をするので、思ったより楽です。

この生検で、がんのせいかく(サブタイプ)も分かります。結果が出るまで数日〜2週間。待つあいだは不安で当たり前。分からないことは、遠慮なく聞いてくださいね。
検査と聞くと身構えますよね。「何をされるの?痛い?何が分かるの?」——その不安にひとつずつ答えます。実は乳がんの検査には“順番の意味”があって、それが見えると急に怖くなくなります。流れはシンプルで、まず“怪しいか”を画像で見て → 本当にがんかを生検で確かめる。この2段だけです。

① 視触診:医師が乳房とわきの下を見て・触れて、しこりの位置やかたさ、皮膚の変化を確認します。すべての出発点。

マンモグラフィ:はさんで撮るレントゲン。ねらいは手で触れないほど小さいサイン=石灰化(カルシウムの粒)を拾うこと。“しこりになる前の影”まで見える——だから自分で触って何ともなくても撮る意味があるんです。結果はカテゴリー1〜5の数字で返り、これは「がんの判定」ではなく「次に様子見か、くわしく調べるか」の道しるべ

超音波(エコー):痛みも被ばくもなし。しこりが「水のふくろ」か「かたまり」かを見分けます。若い方や乳腺が多い方でも見やすいのが強み。

MRI:広がり・複数あるか・反対側まで立体的に。「温存できるか」など手術の範囲を決めるのに効きます。

⑤ 全身の検査(必要に応じて):CT・骨シンチ・PETで、離れた臓器への転移を確認。早期なら省くことも。

生検:ここが確定診断。画像だけではがんと決められません。細い針で組織を採り、顕微鏡で「がんか」「どんな性質か」を確かめます。局所麻酔で数分〜十数分、思ったより負担は軽いです。

この生検で、治療を左右するサブタイプ(ER・HER2・Ki67まで一度に分かります。結果が出るまで数日〜2週間、待つ間が一番つらい時間かもしれません。分からないこと・結果の見方は、遠慮なく聞いて大丈夫。それはあなたの権利です。
なぜ画像だけでは決められないの?
画像は「がんらしい影」までは映せても、それが本当にがん細胞かは“顔(細胞)”を見ないと確定できません。良性のしこりもがんに似て見えることがあるため、最後は組織を採って顕微鏡で確認します。逆に言えば、生検をするのは「念のため確かめる」当たり前の手順で、=がん確定、ではありません。
【画像】乳房US(Bモード+カラードプラ/エラストグラフィ)、MMG(FFDM/DBT=トモシンセシス)。MMGは石灰化の形態(点状・微小円形・多形性・線状分枝状)と分布(集簇性・線状・区域性)で悪性度推定。広がり診断はダイナミック造影MRI(早期濃染+washout、非腫瘤性病変NMEの分布)。【生検・病理】確定はCNB/VAB(石灰化はステレオガイド下、腫瘤はUSガイド下)。組織型(浸潤性乳管癌NST/浸潤性小葉癌/特殊型)、Nottingham組織学的グレード(腺管形成・核異型・核分裂を各1〜3点→G1-3)、脈管侵襲(ly/v)。【バイオマーカー】ER/PgR(ASCO/CAPで陽性細胞≥1%を陽性)、HER2(IHC 0/1+/2+/3+、2+はISHでHER2/CEP17比≥2.0・コピー数判定)、Ki67標識率(カットオフ施設差)。必要に応じ多遺伝子アッセイ(Oncotype DX 21遺伝子RS 等)。
病期・ステージ
「私のステージはいくつ?」——いちばん気になりますよね。でも覚えておいてください。ステージは“余命の番号”ではなく、“治療を決める地図”です。

決め方は3つの組み合わせ。しこりの大きさ(T)わきのリンパ節(N)遠くへの転移(M)。下が早見表です。

T1
≤2cm
T2
2〜5cm
T3
5cm超
T4
皮ふや胸の壁にも
N0 リンパ節なしⅡAⅡBⅢB
N1 わきに少しⅡAⅡBⅢAⅢB
N2 わきにしっかりⅢAⅢAⅢAⅢB
N3 鎖骨の近くにもⅢC
M1 遠くにも
0は、まだ乳管の中だけ(とても早い段階)。4は、骨や肺など遠くにも見つかった段階。同じ「乳がん」でも、段階で治療の組み立てが変わります。数字だけで決まるわけではなく、がんの“せいかく”も合わせて見ます。あなたのステージは、検査がそろってから先生が説明してくれます。
「私のステージはいくつ?」——ここが一番気になりますよね。でも先に知っておいてほしいのは、ステージは“余命の番号”ではなく、“治療の地図”だということ。どこまで広がっているかで、どんな治療を組むかが決まる、その目印です。

決め方はシンプルで、3つの掛け算。T=しこりの大きさ、N=わきのリンパ節への転移、M=遠くの臓器への転移。この組み合わせで0〜Ⅳ期になります。下が早見表です。

T1
≤2cm
T2
2〜5cm
T3
5cm超
T4
胸壁/皮膚に及ぶ・炎症性
N0 リンパ節転移なしⅡAⅡBⅢB
N1 わきに可動性の転移ⅡAⅡBⅢAⅢB
N2 わきに固定性/内胸ⅢAⅢAⅢAⅢB
N3 鎖骨上下/内胸+わきⅢC
M1 遠隔転移あり
表の見かた:あなたの「しこりの大きさ(横)」と「リンパ節(縦)」が交わるマスが、ステージです。
0期は、がんが乳管の中だけにとどまる「非浸潤がん(DCIS)」。適切に治療すれば転移はほぼなし=とても早い段階。
Ⅳ期は遠くの臓器に転移がある段階。ここは「取りきる」より「長く・自分らしく」へ目標が変わります。
へぇポイント:実は今は、この“広がり”の番号だけでなく、サブタイプやグレードも合わせた「予後ステージ」で見るのが主流。同じⅡ期でも、性質次第で見通しは大きく変わる——だからステージの数字だけで一喜一憂しすぎないで大丈夫です。
「浸潤」「遠隔転移」って?
浸潤=がんが最初の場所(乳管・小葉)の壁をこえて周りにしみ出すこと。壁の中だけなら「非浸潤」。遠隔転移=がんが血液やリンパに乗って、骨・肺・肝臓・脳など離れた臓器に移ること。Ⅳ期=遠隔転移がある段階を指します。
統計の数字、見てもいい?(読む前にひと呼吸)
乳がんは、日本の女性がもっとも多く診断されるがん(年間およそ9〜10万人=9人に1人が生涯のうちに経験する)。それだけ仲間が多く、治療も世界でいちばん研究が進んでいるがんのひとつです。「5年相対生存率 全体で約9割」という数字があり、これは全体の目安であってあなた個人の見通しではないものの、乳がんが「早く見つけて適切に治療すれば、その後を長く生きられる」がんであることをよく表しています。早期(しこりが小さくリンパ節転移なし)なら5年生存率はほぼ100%に近いとされます。数字は地図の一部。気持ちがざわつくときは、無理に見なくて大丈夫です。〔出典:国立がん研究センター がん統計〕
UICC/AJCC TNM第8版。pT=病理学的最大浸潤径(多発はmで併記)、ypは術前薬物療法後。N:pN0(i+)=ITC(≤0.2mm)、pN1mi=微小転移(0.2〜2mm)、以降は転移個数・部位(腋窩レベル・内胸・鎖骨上下)で規定。第8版の核心=解剖学的ステージに加え、ER/PgR/HER2・組織グレード・多遺伝子アッセイ(RS<11等)を統合した「予後ステージ(Prognostic Stage Group)」を併用。例:T1N0でもGrade3・TNBCは予後ステージが上がり、ER+/HER2-で低RSは下がる。治療判断は予後ステージ×サブタイプで行う。
性質(サブタイプ)
検査の紙に「ER陽性」「HER2陰性」とあって、暗号みたいですよね。じつはこれ、あなたの治療をいちばん決める“がんのせいかく”です。乳がんは同じでも、せいかくで効くお薬がぜんぜんちがう。だからここが大事。

ホルモン受容体:女性ホルモンで大きくなるタイプ?(はい=ホルモンのお薬が効く)
HER2:ぐんぐん増やすスイッチ?(はい=それを止めるお薬が効く)
Ki67:増えるスピードの目安。
組み合わせると、だいたい4つに分かれます。

タイプホルモンHER2合うお薬
ルミナルAありなしホルモンのお薬
ルミナルBありなし〜ありホルモン+抗がん薬など
HER2型なしありHER2のお薬+抗がん薬
トリプル
ネガティブ
なしなし抗がん薬(+免疫の薬)
「トリプルネガティブ」は“効く薬がない”という意味ではありません。抗がん薬がよく効くタイプで、新しいお薬も増えています。自分のタイプは、検査の紙の数字で決まります。「私はどのタイプ?」と聞いてみてくださいね。
検査結果の紙に「ER陽性」「HER2陰性」なんて書かれていて、暗号みたいですよね。実はこれ、あなたの治療をいちばん左右する“がんの個性”なんです。乳がん最大の特徴は——同じ乳がんでも、性質で効く薬が全然違う。だからこの“個性診断”がとても大事。

調べるのは主に3つ+α。
ホルモン受容体(ER/PgR):女性ホルモンで増えるタイプか。陽性ならホルモン療法が効く。
HER2(ハーツー):増殖を強める“アクセル”。陽性なら抗HER2薬という強力な狙い撃ち薬が効く。
Ki67:増えるスピードの目安(高いほど速い)。
この組み合わせで、ふつう4タイプに分かれます。

サブタイプホルモン
受容体
HER2主な治療
ルミナルA陽性陰性ホルモン療法
ルミナルB陽性陰性〜陽性ホルモン療法+抗がん薬/抗HER2薬
HER2型陰性陽性抗HER2薬+抗がん薬
トリプル
ネガティブ
陰性陰性抗がん薬(+免疫の薬 等)
へぇポイント:「トリプルネガティブ」と聞くと“効く薬がない”と不安になりがちですが、それは誤解。抗がん薬がよく効くタイプで、近年は免疫の薬やBRCA遺伝子に応じた薬も加わり、選択肢が広がっています。あなたがどのタイプかは、検査の紙のER・PgR・HER2・Ki67で決まります。遠慮なく「私はどのタイプ?」と聞いてみてください。
St Gallen 代替分類。Luminal A like:ER+/PgR高/HER2-/Ki67低・低グレード→内分泌療法主体。Luminal B like(HER2-):Ki67高 or PgR低 or 高グレード→内分泌+化学療法を考慮(多遺伝子アッセイで上乗せ判断)。HER2 enriched/Luminal B(HER2+):抗HER2+化学療法。TNBC:化学療法主体+PD-L1(CPS≥10等)で免疫CKI併用、gBRCAでPARP阻害薬。【新概念】HER2低発現(IHC1+ or 2+/ISH-)・ultralowはT-DXd(DESTINY-Breast04/06)の対象。多遺伝子アッセイ:Oncotype DX RS(TAILORx:閉経後N0でRS≤25は化学療法省略可、26+で上乗せ)、MammaPrint(MINDACT)。
治療法
「どんな治療があって、私は何をするの?」——4つの柱で、ぜんたいを渡します。大事なのは、ぜんぶやるのではなく、あなたに必要なものだけを組み合わせること。

① 手術:しこりの所だけとる「温存」と、ぜんぶとる「全摘」。わきは、まず“見張り番”のリンパ節だけ調べて、来てなければ大きく取りません(腕のむくみを防げます)。胸を作り直す「再建」もできます。

② 放射線:のこったがんを抑える仕上げ。温存のあとはふつう行います。週5回・3〜6週間、たいてい通いで。痛くありません。

③ お薬(タイプに合わせて):ホルモンのお薬・HER2のお薬・抗がん薬・免疫の薬を使い分け。手術の前にも後にも使います。

④ 緩和ケア:痛みやつらさをやわらげるケア。最後のためのものではありません。診断のときから受けていいんです。「つらい」は、ちゃんと伝えてくださいね。

ほかに、肩や腕のリハビリ、髪・肌のアピアランスケアも味方です。
「どんな治療があって、私は何をするんだろう」——その全体像を、4つの柱で渡します。大事なのは、これ全部をやるわけではなく、あなたのステージとサブタイプで“必要なものだけ”を組み合わせること。

① 手術:しこりの部分だけとる温存と、ぜんぶとる全摘。気になる「胸が無くなるの?」には選択肢があります。わきのリンパ節は、いきなり大きく取らず、まず“見張り役”のセンチネルリンパ節だけ調べ、転移がなければ温存——これで腕のむくみ(リンパ浮腫)の負担を大きく減らせます。胸を作り直す再建も保険でできます。

② 放射線:残った小さながんを抑える“仕上げ”。温存のあとは原則行います。1日数分・週5回で3〜6週間、たいてい通院で。痛みはなく、日焼けのような皮膚の変化が出る程度です。

③ お薬(サブタイプで選ぶ):ここが乳がんの真骨頂。
 ・ホルモン療法薬(ホルモン受容体陽性に):タモキシフェン・アロマターゼ阻害薬など、数年かけて再発を抑える。
 ・抗HER2薬HER2陽性に):トラスツズマブなど、狙い撃ちの分子標的薬。
 ・抗がん薬:強く効かせたい時に。
 ・免疫の薬:トリプルネガティブの一部に。
 これらは手術の前(小さくして温存を可能に)にも、後(再発を抑える)にも使います。お薬の名前と使い分けは「関連する薬」へ。

④ 緩和ケア/支持療法:痛み・つらさ・副作用をやわらげるケア。終末期だけのものではありません。診断のその日から、治療と一緒に受けていいものです。「つらい」は弱音ではなく、立派な治療情報です。

ほかに、肩・腕のためのリハビリ、髪・爪・肌を支えるアピアランスケアも、あなたを支える正式な味方です。
センチネルリンパ節って、なぜ大事?
がんがリンパに乗って最初にたどり着く“最初の関所”のリンパ節。ここに転移がなければ、わきのリンパ節を大きく取らずに済みます。=腕のむくみ(リンパ浮腫)や動かしにくさを防げる。「できるだけ体を傷つけない」ための、賢い順番です。
【手術】温存(断端=no ink on tumor)/全摘±一次再建。腋窩SLNB標準、cN0でSLN1-2個転移+温存+全乳房照射ならZ0011で郭清省略可。【放射線】温存後は全乳房照射(寡分割40〜42.5Gy/15-16fr+ブースト)、高リスクで領域照射。【内分泌】閉経前:TAM5-10年±卵巣機能抑制(SOFT/TEXT=高リスクでAI+OFS)。閉経後:AI(アナストロゾール/レトロゾール/エキセメスタン)。高リスクHR+/HER2-術後にアベマシクリブ2年(monarchE)、gBRCAでオラパリブ(OlympiA)。【抗HER2】術前TCHP(ドセタキセル+カルボプラチン+トラスツズマブ+ペルツズマブ)→術後、pCR非到達でT-DM1(KATHERINE)。【化学療法】AC(EC)→タキサン(dose-dense)。【TNBC】術前ペムブロリズマブ+化学療法→術後ペムブロリズマブ(KEYNOTE-522)。
ステージ別
「で、私はどう進むの?」——ステージごとの“だいたいの流れ”です。地図なので、最後はあなたの体や希望と合わせて決めます。

0期:手術。温存なら放射線も。タイプによってはホルモンのお薬で再発予防。
Ⅰ〜Ⅱ期:手術が中心。温存なら放射線。タイプに合わせてお薬も。
Ⅲ期:先にお薬で小さくしてから手術、そのあと放射線やお薬。
Ⅳ期:お薬が中心。「長く・自分らしく」を目標に、つらさを和らげる治療も一緒に。

早い段階ほど「手術・放射線」、進むほど「お薬」が主役、という流れです。
「で、私の場合はどう進むの?」——ステージごとの“だいたいの筋書き”を渡します。あくまで地図で、最終的にはあなたの体・希望と合わせて決めます。

0期:手術(温存または全摘)。温存なら放射線。ホルモン受容体陽性なら、再発予防にホルモン療法を足すことも。
Ⅰ〜Ⅱ期(早期):手術が主役(小さければ温存)。温存後は放射線。サブタイプに応じて術前・術後にお薬。
Ⅲ期(局所進行)まずお薬でがんを小さくしてから手術、という順番がよく選ばれます(温存できる可能性も上がる)。術後に放射線・お薬。
Ⅳ期(遠隔転移):お薬が中心。目標は「取りきる」より「長く・自分らしく」。つらさを和らげる治療も最初から一緒に。

大きな流れは——早い段階ほど「手術・放射線(その場所)」が主役、進むほど「お薬(全身)」が主役。これだけ掴めば、自分がどのあたりにいるか見当がつきます。
再発・転移
「もし再発したら」と不安かもしれません。だから、正直に、でも希望を持てるように伝えます。

再発には、もとの近くに出るものと、骨・肺などほかの場所に出るもの(遠隔転移)があります。遠くに出た場合、目標は「ぜんぶ取りきる」より「勢いを抑えて、つらさを減らし、自分らしく長く過ごす」に変わります。これはあきらめではなく、戦い方を変えること。

大事なこと——乳がんの転移は、お薬を切り替えながら長く付き合えることが多いんです。効きめが落ちたら次へ、と“持ち駒”がいくつもあります。骨の痛みには放射線やお薬など、症状ごとの手当てもあります。がまんせず、つらさは早めに伝えてくださいね。
このページを開いたあなたは、「もし再発したら」と不安なのかもしれません。だからこそ、正直に、でも希望を持てる形でお伝えします。

再発には、同じ側やまわりに出る局所再発と、骨・肺・肝臓・脳など別の場所に出る遠隔転移があります。遠隔転移がある場合、治療の目標は「完全に取りきる」から「勢いを抑えて、つらさを減らし、できるだけ長く・自分らしく過ごす」へ変わります。これは“あきらめ”ではなく、戦い方を賢く変えること。

ここがへぇポイント——乳がんの転移は、お薬を切り替えながら長く付き合えることが多いがんです。効きめが落ちてきたら次のお薬へ、と“持ち駒”が複数ある。サブタイプに合わせて、ホルモン療法、抗HER2薬、抗がん薬、免疫の薬などを順に使います。骨の痛みには放射線や骨を守るお薬、と症状ごとの手当ても充実しています。「つらい」を早く伝えることが、生活の質を保ついちばんの近道です。
【局所再発】可能なら切除+(未照射なら)放射線、全身療法を見直す。【転移・サブタイプ別逐次】HR+/HER2-:1次=内分泌+CDK4/6阻害薬(パルボシクリブ/リボシクリブ/アベマシクリブ;MONALEESA等でOS改善)、増悪後はPIK3CA変異でアルペリシブ+フルベストラント(SOLAR-1)、ESR1変異でエラセストラント、エベロリムス+エキセメスタン。HER2+:1次ペルツズマブ+トラスツズマブ+タキサン(CLEOPATRA)→2次T-DXd(DESTINY-Breast03)→T-DM1等。TNBC:PD-L1+で免疫+化学(IMpassion130/KEYNOTE-355)、gBRCAでPARP阻害薬(OlympiAD/EMBRACA)、Trop2 ADC=サシツズマブ ゴビテカン(ASCENT)。HER2低発現はT-DXd。骨転移:ゾレドロン酸/デノスマブ+緩和照射。
経過観察
治療がひと区切りしても、「これで終わり?また出ない?」と落ち着かないですよね。治療のあとの暮らしを渡します。

まず定期的な通院(経過観察)。診察や年1回くらいのマンモで、再発や反対側をチェック。「何かあってもすぐ気づける所にいる」と思うと、少し安心できます。

ホルモンのお薬は何年も(5〜10年)つづけることが多いです。これは“治っていない”からではなく、再発を長く抑える予防。つらい時は、勝手にやめずに相談を(量を調整できます)。

むりのない運動は再発を下げるという研究もあります。食事はバランスよく、お酒は控えめ、たばこはやめる。少しずつ、いつもの暮らしへ戻れます。気持ちの波も自然なこと。ひとりで抱えないでくださいね。
治療が一段落しても、「これで終わり?再発しない?」と落ち着かないものですよね。ここでは“治療のあとの暮らし”を渡します。

まず定期的な経過観察。診察に加え、年1回程度のマンモグラフィなどで、再発や反対側の乳房をチェックします。「何かあってもすぐ気づける体制にいる」と思うと、少し安心できます。

ホルモン療法を受ける方は、数年(5〜10年)にわたって飲み続けることが多い。これは“治っていないから”ではなく、再発の芽を長く抑え込むための、攻めの予防です。副作用がつらい時は自己判断でやめず、必ず相談を(量や種類を調整できます)。

へぇポイント——治療後の「適度な運動」は、再発リスクを下げるという研究がある。バランスの良い食事、お酒は控えめ、禁煙とあわせて、体力の回復にも効きます。仕事・家事・人づきあいへ、少しずつ戻っていけます。気持ちの波(再発への不安、体の変化への戸惑い)も自然なこと。ひとりで抱えず、相談先や同じ経験をした人とつながることも、立派なケアです。
遺伝子から考える
「遺伝子で治療が変わるって本当?」——乳がんでは、ほんとうの話です。HER2もそうですし、BRCAという遺伝子に生まれつきの変化があると、それ用のお薬(PARP阻害薬)が効いたり、反対側の胸や卵巣のケアを考えたりできます。

標準治療がひと区切りした方は、保険の遺伝子パネル検査で、効くお薬を遺伝子から探すこともできます。

プレシジョンメディシンを詳しく
「遺伝子で治療が変わるって本当?」——乳がんでは、これがとても現実的な話です。サブタイプを決めるHER2もその一つ。さらにBRCA1/BRCA2という遺伝子に生まれつきの変化があると(遺伝性乳がん卵巣がん症候群=HBOC)、PARP阻害薬という専用の薬が効いたり、もう片方の乳房・卵巣のケアを前もって考えたりできます。

標準治療が一段落した方などは、保険のがん遺伝子パネル検査で、効くお薬を遺伝子から探す道もあります。「自分のがんの設計図を読んで、ピンポイントで攻める」——それが、保険で受けられる時代になっています。

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関連する薬
「私のこのお薬、どういうもの?」——乳がんでは、タイプと時期で、ホルモンのお薬・HER2のお薬・抗がん薬・免疫の薬を使い分けます。名前と、どんな時に使うかを、一覧でやさしくまとめました。

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「私が使うこの薬、どういうもの?」——乳がんでは、サブタイプと時期に合わせて、ホルモン療法薬・抗HER2薬・抗がん薬・免疫の薬を使い分けます。名前が難しくても大丈夫。一般名・商品名・どんな時に使うかを、一覧でやさしく整理しました。

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関わる科
「結局、だれに相談すればいいの?」——乳がんは、いくつかの科がチームで診ます。だれが何をするか分かると、安心です。

すること
乳腺外科診断と手術の中心。まどぐち
腫瘍内科お薬(抗がん薬)の専門
放射線科放射線をあてる治療
形成外科胸をつくり直す(再建)
緩和ケアつらさをやわらげる(いつでも)
あなたの治療は、ひとりの先生だけでなく、各科が集まる会議(チーム)で見てもらえます。
「結局、誰に相談すればいいの?」——乳がんは複数の科がチームで診ます。誰が何を担当するか分かると、たらい回し感がなくなり、相談先に迷いません。

主な役割
乳腺外科診断・手術の中心。窓口になることが多い
腫瘍内科抗がん薬・薬物療法の専門(病院による)
放射線科放射線治療を担当
形成外科乳房の再建を担当
病理組織を調べ、サブタイプを判定(治療の羅針盤)
遺伝遺伝性(HBOC)の相談・遺伝カウンセリング
緩和ケアつらさを和らげる(どの段階でも)
へぇポイント:表からは見えませんが、診断や治療方針は「キャンサーボード」という、各科が集まる会議で話し合って決まることが多い。=あなたの治療は、一人の判断でなくチームの目で見られています。
仕事・お金・妊娠
がんの不安は、病気だけじゃないですよね。「仕事は?お金は?子どもは?」——どれにも道があります。

お仕事:辞める前に、ちょっと待って。働きながら治療できることが多いです。通院や副作用のことは、早めに先生・職場へ。

お金高額療養費など、払うお金に上限をつける制度があります。一人で抱える前に確認を。

赤ちゃんのこと:これは早さが大事。望むなら、治療を始める“前”に先生へ相談を(卵子などを残す方法があります)。始まると選べないことがあるので、ここだけは早めに。

お金と暮らしの制度を見る
がんの不安は、病気そのものだけじゃない。「仕事は?お金は?子どもは?」——その現実的な心配にも、ちゃんと道があります。

仕事:辞める前に、ちょっと待って。働きながらの治療は十分可能なことが多いです。通院頻度や副作用を、早めに担当医・職場と相談を。

お金高額療養費など、自己負担に上限を設ける公的制度があります。「お薬代が高い…」と一人で抱える前に、使える制度を確認すると、ぐっと楽になります。

妊娠(妊孕性):これはタイミングが命。将来子どもを望むなら、治療がその力に影響することがあるため、治療を始める“前”に担当医へ相談を(卵子・受精卵の凍結など、選べる方法があります)。始まってからでは選べない選択肢があるので、ここだけは早めに。

お金と暮らしの制度を見る
出典:国立がん研究センター がん情報サービス「乳がん」/日本乳癌学会「乳癌診療ガイドライン2022年版」「患者さんのための乳がん診療ガイドライン2023年版」/UICC TNM分類 第8版。各種診療ガイドラインを参照し、IROHAが独自に再構成しました。最終的な診断・治療は必ず担当医にご確認ください(公開時に専門医監修を入れます)。
みんなの声

患者さん・ご家族・経験者、それぞれの立場からの声をタブで切り替えてご覧いただけます。

実際に乳がんの診断・治療を経験した患者さんご本人の声です。

患者・40代・女性ステージI・乳房温存術+放射線

「検診のマンモグラフィで見つかりました。乳房を残せる方法があると知り安心しました。」

患者・50代・女性ステージII・術後ホルモン療法

「ホルモン療法を5年以上続けています。副作用との付き合い方を早めに相談できてよかったです。」

患者・30代・女性ステージIII・術前化学療法

「若年での診断でショックでしたが、妊孕性温存についても説明を受けられ、選択肢を整理できました。」

掲載内容は個人の体験・感想です(掲載イメージ)。治療効果を保証するものではありません。

患者さんを支えたご家族・身近な方の声です。

家族・夫・40代家事育児の分担

「抗がん剤治療中の家事・育児の分担が大変でしたが、周囲に相談できたことで乗り越えられました。」

家族・母・60代娘の治療への付き添い

「娘の治療に付き添う中で、自分にできることを見つけるまで時間がかかりました。」

家族・姉・40代遺伝性乳がんへの不安

「BRCA遺伝子検査を勧められ、自分自身のリスクについても考えるきっかけになりました。」

掲載内容は個人の体験・感想です(掲載イメージ)。

寛解された方、長期治療を経験された方、患者会・IROHA認定アンバサダーの声です。

術後10年・50代再発なく経過観察

「10年間、定期検査を続けています。最初は不安でしたが、今では前向きに過ごせています。」

患者会・世話人ウィッグ・外見ケアの情報共有

「治療中の外見の変化について、経験者同士で情報を共有できる場が支えになっています。」

IROHA認定アンバサダー・川口ゆりな

「正しい情報を分かりやすく届け、一人ひとりの不安に寄り添うことを大切に発信しています。」

掲載内容は個人の体験・感想です(掲載イメージ)。
専門医・専門家レビュー

IROHA提携専門医による動画・記事・コメントと、「エビデンスの読み解き方」「幸福寿命」の視点から病状を見つめる専門家の知見です。

医師 研究者 専門家
萬 憲彰 先生
総合的ながん治療の専門家

萬 憲彰 先生

標準治療と自由診療、それぞれのメリット・デメリットを中立的に比較する視点を解説。

研究テーマ例信頼度:中〜高

HER2陽性乳がんに対する分子標的薬の治療成績

AI
AI要約

HER2というたんぱく質が陽性の乳がんに対しては、それを標的とした分子標的薬が、再発リスクの低下に寄与する可能性が国内外の研究で報告されています。

  • 対象はHER2検査で陽性と判定された患者さん
  • 手術前後の治療として検討されることが多い
  • 効果・副作用には個人差があり、必ず担当医と適応を確認する必要がある
長嶋先生は、臨床研究・エビデンス解説の専門家として情報提供を行う立場です。臨床試験(治験)への紹介・参加可否の判断は行っておりません。ご相談・受診されても、必ず治験に参加できるわけではありません。治療方針や治験への参加は、必ず主治医・研究実施医療機関にご相談ください。

治療成績だけでは測れない「幸福寿命」を、身体・精神・社会・活力・共感の5つの指標(EMPSe)から可視化します。まずは簡単なチェックから始めてみましょう。

Q1. 身体(Physical):体調や痛み・睡眠に大きな支障はありませんか?

あまり感じないとても感じる

Q2. 精神(Mental):不安よりも、希望や前向きな気持ちを感じられていますか?

あまり感じないとても感じる

Q3. 社会(Social):家族・友人・仕事など、周囲とのつながりを保てていますか?

あまり感じないとても感じる

Q4. 活力(Energy):何かに挑戦したい、外出したいという気持ちはありますか?

あまり感じないとても感じる

Q5. 共感(Empathy):支え合える相手や、感謝を感じる場面はありますか?

あまり感じないとても感じる
EMPSeは治療成績を測る指標ではなく、「今のあなたらしい生き方」を5つの側面から振り返るためのものです。点数が低い項目があっても問題ではありません。気になる項目があれば、AIコンシェルジュや関谷先生への相談のきっかけにしてください。
関谷先生は、幸福寿命・ウェルビーイングの専門家として情報提供を行う立場であり、医療行為や治療方針を決定する立場ではありません。治療に関するご判断は、必ず主治医にご相談ください。

今後、以下の専門家によるレビューも順次追加予定です。

薬剤師
近日公開
管理栄養士
近日公開
理学療法士
近日公開
看護師
近日公開
心理士
近日公開
公的エビデンス情報

国立研究開発法人 国立がん研究センター「がん情報サービス」の情報をもとに、IROHAが患者・家族向けに要約・整理しています。国立がん研究センターがIROHAを監修・推奨しているものではありません。

専門医監修前(確認中)の要約です

乳がんについて

乳がんとは

主に乳管の細胞から発生し、一部は小葉から発生します。周囲組織への広がりや、血液・リンパを介したリンパ節・骨・肝臓・肺・脳への転移が起こることがあります。男性にも同様の治療方針で発生することがあります。

特に確認しておきたい点/医師への質問

特に確認しておきたい点

  • 男性の乳がんも女性と同様の考え方で治療が検討されます

医師へ確認するとよい質問

  • 自分の乳がんは、乳管由来・小葉由来のどちらですか?

出典:国立がん研究センター がん情報サービス「乳がん について」で原文を確認する
情報元の更新・確認日:2023年7月5日/IROHA最終確認日:2026年7月25日

主な症状

乳がんの主な症状

最も一般的な症状は乳房のしこりで、自己触診で気づく場合もあります。ほかに乳房のくぼみ、乳頭・乳輪の変化、左右非対称、乳頭からの分泌物などがみられることがあります。

特に確認しておきたい点/医師への質問

特に確認しておきたい点

  • しこりがない段階で検診により発見されることもあります

医師へ確認するとよい質問

  • 自分が気づいた症状は、がんの状態とどの程度関係がありますか?

出典:国立がん研究センター がん情報サービス「乳がん について」で原文を確認する
情報元の更新・確認日:2023年7月5日/IROHA最終確認日:2026年7月25日

検査・診断

乳がんの検査・診断

視診・触診でしこりやくぼみを確認し、マンモグラフィとエコー検査で病変を特定します。確定診断には細胞診または針生検による組織診が必要です。MRI・CT・骨シンチグラフィ・PET検査で広がりや転移を評価します。

特に確認しておきたい点/医師への質問

特に確認しておきたい点

  • 腫瘍マーカー検査は補助的なもので、診断の確定には使われません

医師へ確認するとよい質問

  • 組織診の結果、サブタイプ判定のための検査結果はどうでしたか?

出典:国立がん研究センター がん情報サービス「乳がん 検査」で原文を確認する
情報元の更新・確認日:2023年7月5日/IROHA最終確認日:2026年7月25日

病期・サブタイプ

病期(ステージ)とサブタイプ

ステージは腫瘍サイズ・リンパ節転移・遠隔転移の有無で決まります。あわせて、ホルモン受容体・HER2・Ki67というタンパク質を検査し、「ホルモン受容体陽性」「HER2陽性」「トリプルネガティブ」などのサブタイプに分類されます。

特に確認しておきたい点/医師への質問

特に確認しておきたい点

  • 同じステージでも、サブタイプによって薬物療法の内容は大きく異なります

医師へ確認するとよい質問

  • 自分のサブタイプは何で、それによってどんな治療の選択肢がありますか?

出典:国立がん研究センター がん情報サービス「乳がん 治療」で原文を確認する
情報元の更新・確認日:2025年6月19日/IROHA最終確認日:2026年7月25日

治療方針

治療方針の考え方

ステージ・がんの性質・体の状態に基づいて検討されます。手術でがんを切除するのが基本で、病理診断の結果により術後の治療計画が検討されます。

特に確認しておきたい点/医師への質問

特に確認しておきたい点

  • 妊孕性温存の相談は、治療開始前に行うのが望ましいとされています

医師へ確認するとよい質問

  • 今の自分に提案されている治療は、どのような理由で選ばれていますか?

出典:国立がん研究センター がん情報サービス「乳がん 治療」で原文を確認する
情報元の更新・確認日:2025年6月19日/IROHA最終確認日:2026年7月25日

手術

手術

がんと周囲を切除して乳房を残す「乳房部分切除術」(術後に放射線治療が必要)と、がんが広範囲な場合の「乳房全切除術」があります。転移判定後、必要に応じて腋窩リンパ節郭清も行われます。

特に確認しておきたい点/医師への質問

特に確認しておきたい点

  • 乳房部分切除術を選んだ場合、術後の放射線治療は前提となります

医師へ確認するとよい質問

  • 自分は部分切除・全切除のどちらが対象になりますか?再建の選択肢はありますか?

出典:国立がん研究センター がん情報サービス「乳がん 治療」で原文を確認する
情報元の更新・確認日:2025年6月19日/IROHA最終確認日:2026年7月25日

薬物療法

薬物療法

サブタイプに応じて、ホルモン療法薬、分子標的薬(抗HER2薬等)、細胞障害性抗がん薬、免疫チェックポイント阻害薬が使われます。手術前・手術後・組み合わせなど、タイミングも状況に応じて選択されます。

特に確認しておきたい点/医師への質問

特に確認しておきたい点

  • 使う薬剤の種類は、サブタイプによって大きく異なります

医師へ確認するとよい質問

  • 自分の薬物療法は、手術前・手術後のどちらで行われますか?その理由は?

出典:国立がん研究センター がん情報サービス「乳がん 治療」で原文を確認する
情報元の更新・確認日:2025年6月19日/IROHA最終確認日:2026年7月25日

放射線治療

放射線治療

乳房部分切除術の後は、原則として残った乳房の組織に照射します。一般的には週5回、4〜6週間程度の照射期間とされています。

特に確認しておきたい点/医師への質問

特に確認しておきたい点

  • 照射期間や範囲は、手術の方法や個々の状態によって調整されます

医師へ確認するとよい質問

  • 自分の場合、放射線治療にはどのくらいの期間・頻度で通う必要がありますか?

出典:国立がん研究センター がん情報サービス「乳がん 治療」で原文を確認する
情報元の更新・確認日:2025年6月19日/IROHA最終確認日:2026年7月25日

リスク要因

乳がんの主な危険因子

女性ホルモン(エストロゲン)への曝露が深く関与しています。経口避妊薬の長期使用、閉経後ホルモン補充療法、初経年齢の低さ、出産経験がないこと、飲酒、閉経後の肥満、運動不足などが危険因子とされ、BRCA1/2遺伝子変異も関連します。

特に確認しておきたい点/医師への質問

特に確認しておきたい点

  • 血縁者に乳がん・卵巣がんが多い場合は、遺伝カウンセリングも選択肢の一つです

医師へ確認するとよい質問

  • BRCA1/2などの遺伝子検査は、自分にも当てはまりますか?

出典:国立がん研究センター がん情報サービス「乳がん について」で原文を確認する
情報元の更新・確認日:2023年7月5日/IROHA最終確認日:2026年7月25日

※本セクションは、国立研究開発法人 国立がん研究センター「がん情報サービス」(乳がんページ)の掲載情報をもとに、IROHAが要約・整理して作成した下書きです。国立がん研究センターがIROHAを監修・推奨・提携しているものではありません。個別の治療方針は必ず主治医にご確認ください。

最新情報

国立がん研究センターの情報更新・研究発表をもとにお伝えします。

2025/06/19・情報更新

「がん情報サービス」乳がんページの治療項目が更新されました

国立がん研究センターの乳がんに関する解説ページのうち、治療の項目が更新されています。詳細はがん情報サービスの乳がんページでご確認いただけます。

情報元の更新日:2025年6月19日/IROHA最終確認日:2026年7月25日

随時更新

研究トピックス・プレスリリース

新しい治療法の研究成果や臨床試験の情報は、国立がん研究センターの研究トピックス一覧プレスリリース一覧で随時公開されています。

IROHA最終確認日:2026年7月25日

※本セクションは国立研究開発法人 国立がん研究センターの公開情報をもとに構成しています。IROHA独自の記事は掲載していません。国立がん研究センターがIROHAを監修・推奨しているものではありません。

AIまとめ

立場に応じて、AIが要点を整理します。

患者向け

ホルモン受容体・HER2などのサブタイプによって治療方針が大きく変わります。妊孕性温存など将来設計に関わる選択肢も、治療開始前に相談しておくとよいでしょう。

家族向け

家事・育児との両立や、外見の変化へのケアなど生活面の支援が重要です。同じ経験を持つ方とのつながりも支えになります。

医療者向け

サブタイプ・病期に応じた個別化治療が中心です。妊孕性温存やリンパ浮腫予防など、長期的なQOLの視点も重要な要素です。

11よくある質問

AI整理

乳がんは遺伝しますか?
BRCA1/2遺伝子変異など遺伝性のものは一部ですが、血縁者に乳がん・卵巣がんの方が多い場合は遺伝カウンセリングの相談も選択肢です。
乳房を残す治療はできますか?
腫瘍の大きさや位置によっては乳房温存術が可能な場合があります。術前薬物療法で腫瘍を縮小させてから温存を目指すこともあります。
自由診療と標準治療はどう違いますか?
標準治療は科学的根拠に基づき保険適用される治療です。自由診療は保険適用外の治療を含み、内容・費用・エビデンスの水準が施設により異なります。両者の違いを整理したうえで検討することが大切です。
セカンドオピニオンは受けてもよいのでしょうか?
セカンドオピニオンは患者さんの正当な権利であり、遠慮する必要はありません。IROHAでは相談前の情報整理からお手伝いしています。

12あなたの体験を投稿する

乳がんについてのご経験を、これから同じ状況になる方のために共有してください。

投稿ありがとうございました

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