肺がん
肺がんについて、患者・家族・専門医の声や研究データを一つにまとめました。
※掲載している声・件数の一部はイメージです。医療機関の評価・比較が目的ではありません。
いろはです。肺がんについて、どの情報を知りたいですか?
1肺がんとは
詳しく知りたい項目だけ開いてご覧ください。
大きな流れ
肺がんは、タイプとがんの“個性”で治療が大きく変わるのが特徴。だから最初に、CTなどの画像と検査で「あなたの肺がんの素性」を調べてから、治療を決めます。
流れは、①タイプを見分ける→②どこまで広がっているか調べる→③遺伝子などの個性を調べる→④あなた用の治療を決める。早ければ手術や放射線で治すことをめざし、進んでいてもお薬で長くおさえられる時代です。
2つのタイプ
・非小細胞肺がん(多くはこちら・8〜9割):比較的ゆっくり。早ければ手術もできて、効くお薬も多い。
・小細胞肺がん(1〜2割):進むのは速いけれど、抗がん薬と放射線がよく効くタイプ。
「速い=こわい」だけではありません。速いタイプは薬がよく効く、ということでもあります。
検査・診断
病期・ステージ
決め方は、しこりの大きさ(T)・リンパ節の広がり(N)・別の場所への転移(M)の組み合わせ。下が早見表です。
| T1 ≤3cm | T2 3〜5cm | T3 5〜7cm | T4 7cm超/大事な部位にも | |
|---|---|---|---|---|
| N0 リンパ節なし | ⅠA | ⅠB〜ⅡA | ⅡB | ⅢA |
| N1 肺の根もと | ⅡB | ⅡB | ⅢA | ⅢA |
| N2 まん中(縦隔)に | ⅢA | ⅢA | ⅢB | ⅢB |
| N3 反対側/鎖骨の近く | ⅢC | |||
| M1 別の場所にも | Ⅳ | |||
・Ⅱ〜Ⅲ期:少し大きい/リンパ節へ。手術・放射線・お薬を組み合わせ。
・Ⅳ期:ほかの場所へ。お薬が中心で、長くおさえていく段階。
肺がんはステージだけで決まりません。同じⅣ期でも、効く遺伝子が見つかれば見通しが変わります。だから“個性”も必ず調べます。あなたのステージは、検査がそろってから先生が説明してくれます。
個性(遺伝子・PD-L1)
治療法
① 手術:早期の中心。がんのある肺葉をとります。今は胸腔鏡(傷の小さい手術)も普及。
② 放射線:手術が難しい早期では、ピンポイントの定位放射線治療。進行例では抗がん薬と組み合わせることも。
③ お薬(進んだ肺がんの中心):個性に合わせて、分子標的薬・免疫の薬・抗がん薬を選びます。飲み薬で長くおさえられることも。
④ 緩和ケア:息苦しさ・痛みをやわらげます。診断のときから受けていいんです。
ステージ別
・非小細胞 I・II期:手術が中心。
・非小細胞 III期:手術・放射線・お薬を組み合わせ。
・非小細胞 IV期:お薬が中心。個性に合わせて選びます。
・小細胞:抗がん薬+放射線が中心。よく効くので、早く始めるのが大事。
再発・転移
遠くに出た場合の目標は「ぜんぶ取る」より「勢いをおさえて、つらさを減らし、長く自分らしく」。お薬は効きめが落ちても次の薬があることが多く、切り替えながら付き合えます。脳や骨の転移にも、症状に合わせた手当てがあります。つらさは早めに伝えてくださいね。
遺伝子から考える
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関わる科
| 科 | すること |
|---|---|
| 呼吸器内科 | 診断とお薬の中心。まどぐち |
| 呼吸器外科 | 手術 |
| 放射線科 | 放射線をあてる治療 |
| 緩和ケア | 息苦しさ・つらさをやわらげる |
仕事・お金・息切れ
お金:高額療養費などの制度があります。お薬代が高くなりがちなので、早めに確認を。
息切れ:苦しいときは、在宅酸素や呼吸のリハビリで楽になることも。我慢しないで。
禁煙:今からでも、治療や回復に役立ちます。「今さら」ではありません。
お金と暮らしの制度を見る
患者さん・ご家族・経験者、それぞれの立場からの声をタブで切り替えてご覧いただけます。
実際に肺がんの診断・治療を経験した患者さんご本人の声です。
「喫煙歴はありませんでしたが診断されました。EGFR検査を受けるまでに時間がかかり、その間の不安が大きかったです。」
「EGFR変異が見つかり、飲み薬中心の治療になりました。副作用と付き合いながらも、日常生活を続けられています。」
「手術が難しい部位だったため放射線治療を選びました。選択肢を整理して説明してもらえたことで、納得して治療を決められました。」
患者さんを支えたご家族・身近な方の声です。
「本人も禁煙しましたが、もっと早く伝えるべきだったと後悔しています。同じ経験のご家族の話を聞けたことが支えになりました。」
「実家から離れて暮らしているため、通院日程の調整が大変でした。オンラインでの情報整理は助かりました。」
「分子標的薬という言葉を初めて聞き、何を意味するのか調べるところから始めました。セカンドオピニオンを勧めてよかったです。」
寛解された方、長期治療を経験された方、患者会・IROHA認定アンバサダーの声です。
「手術後は呼吸のしづらさがありましたが、リハビリを続けて日常生活に戻れました。焦らないことが大切だと感じています。」
「肺がんは治療法の選択肢が多く、同じ経験者との情報交換が大きな助けになります。」
「正しい情報を分かりやすく届け、一人ひとりの不安に寄り添うことを大切に発信しています。」
IROHA提携専門医による動画・記事・コメントと、「エビデンスの読み解き方」「幸福寿命」の視点から病状を見つめる専門家の知見です。

EGFR陽性肺がんに対する分子標的薬の治療成績
EGFR遺伝子変異陽性の肺がんに対しては、それを標的とした分子標的薬による治療が、副作用を抑えながら高い奏効率を示す可能性が国内外の研究で報告されています。
- 対象はEGFR検査で変異が確認された患者さん
- 効果が乏しくなった場合の次治療の検討も重要
- 効果・副作用には個人差があり、必ず担当医と適応を確認する必要がある
治療成績だけでは測れない「幸福寿命」を、身体・精神・社会・活力・共感の5つの指標(EMPSe)から可視化します。まずは簡単なチェックから始めてみましょう。
Q1. 身体(Physical):体調や痛み・睡眠に大きな支障はありませんか?
Q2. 精神(Mental):不安よりも、希望や前向きな気持ちを感じられていますか?
Q3. 社会(Social):家族・友人・仕事など、周囲とのつながりを保てていますか?
Q4. 活力(Energy):何かに挑戦したい、外出したいという気持ちはありますか?
Q5. 共感(Empathy):支え合える相手や、感謝を感じる場面はありますか?
今後、以下の専門家によるレビューも順次追加予定です。
近日公開
近日公開
近日公開
近日公開
近日公開
国立研究開発法人 国立がん研究センター「がん情報サービス」の情報をもとに、IROHAが患者・家族向けに要約・整理しています。国立がん研究センターがIROHAを監修・推奨しているものではありません。
専門医監修前(確認中)の要約です
肺がんとは
気管支や肺胞の細胞ががん化したもので、進行すると周囲の組織を壊しながら増殖し、リンパ節・骨・脳・肝臓などに転移することがあります。
特に確認しておきたい点/医師への質問
特に確認しておきたい点
- 肺がんは組織型(非小細胞・小細胞)によって性質や広がり方が大きく異なります
医師へ確認するとよい質問
- 自分の肺がんは、どこにどのくらいの広がりで見つかっていますか?
肺がんの主な症状
咳・痰・血痰・胸痛・息苦しさ・発熱などがみられることがありますが、これらは他の呼吸器疾患にも共通する症状です。早期は無症状のことも多く、健診で偶然見つかることもあります。
特に確認しておきたい点/医師への質問
特に確認しておきたい点
- 2週間以上続く咳や血痰がある場合は、医療機関の受診が推奨されています
医師へ確認するとよい質問
- 今の自分の症状は、がんの状態とどの程度関係がありますか?
非小細胞肺がんと小細胞肺がん
肺がんは大きく「非小細胞肺がん」(腺がん・扁平上皮がん等、最も多い)と「小細胞肺がん」(増殖が速く転移しやすい)に分類され、治療方法は組織型により大きく異なります。
特に確認しておきたい点/医師への質問
特に確認しておきたい点
- 組織型によって、以降の治療方針や薬物療法の選択肢が大きく変わります
医師へ確認するとよい質問
- 自分は非小細胞・小細胞のどちらで、それはどう確定しましたか?
肺がんの検査・診断
胸部X線検査で異常を確認し、疑いがあればCT検査で詳細を調べます。確定診断には気管支鏡検査による組織採取が中心です。がん遺伝子検査(EGFR・ALK・ROS1等)やPD-L1検査は薬剤選択のために行われます。
特に確認しておきたい点/医師への質問
特に確認しておきたい点
- がん遺伝子検査・PD-L1検査の結果は、使える薬の選択肢に直結します
医師へ確認するとよい質問
- 自分はがん遺伝子検査・PD-L1検査を受けていますか?結果はどうでしたか?
治療方針の考え方(非小細胞肺がん)
ステージ・組織型・遺伝子異常の有無・全身状態を総合的に評価して治療が決まります。早期は手術が中心、進行例では薬物療法が主体となります。
特に確認しておきたい点/医師への質問
特に確認しておきたい点
- 小細胞肺がんは別の治療方針が用いられるため、この項目は非小細胞肺がんを前提としています
医師へ確認するとよい質問
- 今の自分に提案されている治療は、どのような理由で選ばれていますか?
手術
I〜III期の一部が対象です。切除範囲により、片側肺全摘手術・肺葉切除術・縮小手術(区域・楔状切除)に分類されます。手術前後の呼吸訓練が合併症予防に重要とされています。
特に確認しておきたい点/医師への質問
特に確認しておきたい点
- 切除範囲は肺機能や病変の場所により異なります
医師へ確認するとよい質問
- 自分の場合、どの範囲を切除する手術になりますか?
薬物療法(分子標的薬・免疫療法)
細胞障害性抗がん薬・分子標的薬・免疫チェックポイント阻害薬の3種類があります。EGFR・ALK・ROS1等の遺伝子異常やPD-L1発現の有無に応じて薬剤が選ばれ、進行例では複数薬の組み合わせが検討されます。
特に確認しておきたい点/医師への質問
特に確認しておきたい点
- 免疫チェックポイント阻害薬では、免疫関連副作用(irAE)への注意が必要とされています
医師へ確認するとよい質問
- 薬物療法による副作用が出た場合、どこに・どう連絡すればよいですか?
放射線治療
がん部位に放射線を照射する治療法で、手術が難しいIII期が主な対象です。全身状態が良好な場合は、薬物療法との併用(化学放射線療法)が行われます。
特に確認しておきたい点/医師への質問
特に確認しておきたい点
- 化学放射線療法を行うかどうかは、全身状態を踏まえて判断されます
医師へ確認するとよい質問
- 自分の場合、放射線治療単独と薬物療法併用のどちらが検討されていますか?
自由診療の「免疫療法」について
国立がん研究センターは、保険診療の免疫チェックポイント阻害薬とは別に自由診療で行われる「免疫療法」について、効果が証明されていないと明記しています。
特に確認しておきたい点/医師への質問
特に確認しておきたい点
- 保険診療の免疫チェックポイント阻害薬とは異なる治療です
- 検討する場合も、標準治療の機会を失わないよう主治医への相談が推奨されます
医師へ確認するとよい質問
- 自由診療の免疫療法を検討する場合、今の治療にどう影響しますか?
※本セクションは、国立研究開発法人 国立がん研究センター「がん情報サービス」(肺がんページ)の掲載情報をもとに、IROHAが要約・整理して作成した下書きです。国立がん研究センターがIROHAを監修・推奨・提携しているものではありません。個別の治療方針は必ず主治医にご確認ください。
国立がん研究センターの情報更新・研究発表をもとにお伝えします。
「がん情報サービス」肺がんページが更新されました
「肺癌診療ガイドライン2024年版」に基づき、国立がん研究センターの肺がんに関する解説ページが更新されています。詳細はがん情報サービスの肺がんページでご確認いただけます。
※本セクションは国立研究開発法人 国立がん研究センターの公開情報をもとに構成しています。IROHA独自の記事は掲載していません。国立がん研究センターがIROHAを監修・推奨しているものではありません。
立場に応じて、AIが要点を整理します。
組織型や遺伝子変異の有無によって治療方針が大きく変わります。EGFR・ALKなどの検査結果の意味を主治医に確認しておくと、分子標的薬や免疫療法などの選択肢への理解が深まります。
禁煙支援や呼吸リハビリなど、生活面のサポートも重要です。セカンドオピニオンの相談先を早めに把握しておくことが、後悔を減らすことにつながります。
組織型・病期・遺伝子変異・PD-L1発現に応じた個別化治療が中心となります。呼吸機能温存やQOL維持の視点も重要な要素です。
11よくある質問
AI整理
肺がんは喫煙者しかなりませんか?
分子標的薬とはどのような薬ですか?
自由診療と標準治療はどう違いますか?
セカンドオピニオンは受けてもよいのでしょうか?
12あなたの体験を投稿する
肺がんについてのご経験を、これから同じ状況になる方のために共有してください。
投稿ありがとうございました
内容を確認のうえ、このページに掲載させていただく場合があります。