「標準治療で十分だ」と言い聞かせていた最初の6ヶ月

肺がんのステージIIIBと診断されたとき、主治医から説明を受けた治療方針は「化学放射線療法」でした。私は「わかりました、お願いします」と答えた。その場で他の選択肢を聞こうとも、疑問をぶつけようとも思いませんでした。

でも家に帰ってから、検索を始めました。「肺がん ステージIIIB 生存率」「免疫療法 肺がん」「自由診療 効果」——ありとあらゆるキーワードで調べました。出てくる情報は断片的で、相互矛盾しているものも多く、調べれば調べるほど、何が正しいのかわからなくなっていきました。

半年後の検査で、腫瘍の縮小が確認されました。それでも私の頭の中には、「もし他の選択肢があったなら」という問いが残り続けていました。

「治療に効果が出ていることはわかっていても、自分が納得して選んだという感覚がなかった。それが、ずっと引っかかっていました」

自由診療を「怪しい」と思っていた理由

正直に言うと、私は自由診療に対して「効くかどうかわからない高額療法」というイメージを持っていました。保険が効かない=根拠がない、と思い込んでいたのです。

転機になったのは、信頼できる知人から「免疫療法を組み合わせている人がいる」という話を聞いたことでした。詳しく調べてみると、「自由診療」の中にも、臨床試験や医学論文に基づいたものと、そうでないものが混在していることがわかってきました。

一括りにできるものではない——そう気づいたとき、初めて「自由診療を正しく理解したい」という気持ちになれました。

自由診療を検討する際に確認したい4つの視点

選択肢を「目的・根拠・費用・負担」で整理する

確認ポイント 標準治療 自由診療
目的 腫瘍の縮小・根治 QOL向上・補完・再発予防など多様
根拠 大規模臨床試験で確立 治療法により異なる(要確認)
費用 保険適用で一定額 全額自己負担(数万〜数百万円)
体への負担 副作用が比較的明確 治療法により大きく異なる

IROHAで整理できた「選択肢の地図」

IROHAのAIナビを使い始めたのは、ちょうどその頃でした。現在の治療の状況、不安に感じていること、知りたいことを入力していくと、私の状況に合った情報が整理されて返ってきました。

一方的に「これが良い」と推薦するものではなく、「こういう観点で主治医に聞いてみてください」という形での提示が、私には合っていました。専門家に相談するための「質問のたたき台」を作ってくれるような感覚、とでも言えばいいでしょうか。

その後、IROHAで紹介されたクリニックで統合腫瘍治療の専門家と話す機会を得ました。「標準治療を続けながら、免疫機能を補助する目的で補完療法を組み合わせる」という選択肢を、初めて具体的に理解できたのはその面談の場でした。

「迷い」は弱さではなく、真剣さの証だった

今の私は、標準治療を継続しながら、特定の補完療法を並行して取り入れています。主治医にもその旨を伝え、情報を共有しています。最初は「主治医に言いにくい」と思っていましたが、話してみると「それなら○○は注意して」という具体的なアドバイスをもらえました。

振り返ると、あの「迷い」の時間は無駄ではなかったと思っています。迷ったから調べた。調べたから、選んだ理由が生まれた。「誰かに決めてもらった治療」ではなく、「自分が選んだ治療」という感覚が、精神的な安定にもつながっていると感じています。

「後悔しないために一番大切なのは、治療の結果だけでなく、選ぶプロセスに自分が関わっていることだと思うようになりました」

同じように迷っている方へ

「自由診療を調べている」と人に言うと、「惑わされないほうがいい」と言われることがあります。でも、正しく調べ、正しく比較することを「惑わされる」とは言わないはずです。

情報は玉石混交ですが、整理する視点さえあれば、自分にとって必要な選択肢は見えてきます。迷うことを恐れずに、でも一人で抱え込まずに。そのための場所が、もっと増えてほしいと思っています。

治療の選択肢を、一緒に整理しませんか

「標準治療か自由診療か」ではなく、「どう組み合わせるか」という視点で、
IROHAのAIナビが中立的な立場で情報を整理します。

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※本記事は個人の体験談をもとにした掲載イメージです。治療効果を保証するものではありません。医療上の判断は必ず担当医にご相談ください。
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